エージェント@デイリーライフ

12月から現職 専門商社→中小商社→人材業界 ビジネスに関する情報を記事にします。

業界調べ(化学業界)

こんにちは

エージェント@デイリーライフです。

 

本日は本題に入る前に、日本の人材不足の観点をまずお話しできればと思います。

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引用元:人事のミカタ 

これは、現状人手不足を感じている職種になります。

実はIT系職種よりも営業のほうが多かったりするんです。

理由として、AI化が進むことによって作業の効率化が促進する一方で、実際に製品を販売するのはどこまで行っても人が介在します。

ECが盛んになっても、そこは人が最終地点になるので、優秀な人を求めている統計になります。逆にロボットに置き換わる部分(RPAによる工場の効率化)は人の介在が必要になってくるので、不足を感じなくなることが増えてくると考えております。

 

さて、本題に移ります。

本日は化学業界についてお話しできればと思います。

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業界規模

32兆円あり、中国を中心としたアジア市場の需要が上がったことにより業界全体は成長しています。

しかし、最近では石油価格高騰により収益そのものは減少しております。

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化学製品とは

化学製品は基本的にナフサと呼ばれる石油精製時に取られるものを様々なもの(ポリエチレンやポリプロピレンや塩ビなど)に変化させて、最終製品に加工して様々な業界に供給されます。

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引用元:technote https://www.ipros.jp/technote/basic-chemical-industy1/

最近問題視されているのは、化学製品による地球環境破壊です。

通常のプラスチックは環境を与えてしまうので、自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解される生分解性プラスチックも注目されております。

 

代表企業

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引用元:chem-staion https://www.chem-station.com/chemistenews/2016/08/grobal+top10.html

代表的な企業でいうとまず、財閥系の会社です。

三菱ケミカルホールディングス(約4兆円→三菱化学、樹脂、レイヨンの3社が統合された会社で、傘下に田辺三菱製薬大陽日酸も含まれています。)

住友化学(約2兆3000億円→農薬は国内首位。)

三井化学(約1兆5000億円→自動車素材やメガネ素材で世界首位。)

 

その他の主要な化学メーカー

旭化成(約1兆5000万円→電池材料などが強み。)

信越化学工業(約1兆6000万円→塩ビと半導体ウェハーで世界首位。収益率も20%と高水準です。)

カネカ(約6000億円→医療機器にも強み。)

宇部興産(約7000億円→ナイロン原料に強み。)

 

以上が日本の代表的な会社になります。

 

経済的な観点でいうと、米中貿易摩擦による原料の高騰などの影響で各社とも利益が悪化していますが、今後も成長市場になります。

 

各社ともどのような戦略を取っていくのか今後が楽しみです。