業界調べ(住宅設備業界)
こんにちは
エージェント@デイリーライフです。
本日は住宅設備業界に関してお話しできたらと思います。
業界規模
引用元:就職エージェントneo https://www.s-agent.jp/reason/equipment
約10兆3300億円あり、規模としては大きいですが市場としては完全に成熟しており
国内に関しては新規住宅着工戸数は頭打ちになっております。
(1996年の163万戸をピークに徐々に下がっている。)
最近の動向だと19年の10月での消費税増税に伴い、需要拡大が期待されていたが
思ったほどの効果は出なかった。
→次世代住宅ポイント https://www.jisedai-points.jp/
バリューチェーン
一般的にエンドユーザーへの直売りはほとんどないのが業界の特徴になります。
主に代理店営業を通して販売しております。
ゼネコン向けは受注金額によって値下げ交渉によって利益が出ないほど買い叩かれているが、工務店ルートだと販売量は少ないものの利益を確保できる交渉力があります。
代表企業
引用元:リフォーム産業新聞 https://www.reform-online.jp/news/manufacturer/14375.php
まずはサッシ業界ですね。
サッシとは窓枠のことを言います。
明治時代に文明開化の時に洋風の窓を取り入れたことで始まりました。
アルミを使うメリットとしては丈夫で頑丈なことと気密性が高いことで高いシェアを
挙げております。
代表企業としては、
LIXIL→部門にて約5500億円。国内首位。2011年にトステムとINAXなどが統合して発足
YKK AP→約4300億円。国内2位。ファスナーの世界シェア1位のYKKグループ。
三協立山アルミ→約3300億円。国内3位。
次は水回り関連です。
トイレだと有名なのは、TOTOですね。
実はウォシュレットを作ったのはこの会社で売上高も約6000億円になります。
日本にとっては当たり前の文化も世界にとってはすごい技術として紹介されており、
同じアジア内では高いシェア率を誇ります。
しかし、欧米などではそもそも便座文化がないところが多く、市場も一番小さいところだと20分の1ほどになっており苦戦を強いられています。
システムキッチンだとタカラスタンダードが有名です。
ホーローと呼ばれる汚れや湿気に強い素材でキッチンを作っており、独自技術で業界トップになります。
次は給水管です。
給水管は昔は鉄管が主流でしたが、現在ではポリエチレン管や塩ビ管が中心になっています。
塩ビ管では、
アロン化成(東亜合成)、信越ポリマー、日本プラスチック工業所が有名です。
→塩ビ管協会 https://www.ppfa.gr.jp/
架橋ポリエチレン管(給水給湯管)では、
三菱ケミカル、積水化学工業、イノアック住環境、クボタケミックス、オンダ製作所
が有名になります。
→架橋ポリエチレン管工業会 http://www.jxpa.gr.jp/
ITとの関わり
住宅のIOT化が今後より進んでいくことがあり、自宅内の管理や設定のカスタマイズがスマホのアプリからできるようになっています。
省エネルギーや防災・防犯の向上だけでなく、離れたところに住んでいる高齢者のサポートやコミュニケーションを図ることができます。
今後は家にいる必要がなく全体の管理をする時代が来るかもしれませんね。
本日は以上になります。